私が日本人であることを誇りに思う瞬間
それは素敵な日本庭園が作ることが出来たときです。
S様邸完了しました。
かなり前のプログでご報告した思い出がいっぱい詰まったお庭を施工させていただけることになりました。
着手前です。
思い出と植物がいっぱい詰まりすぎて歩くこともままなららい、状態でした。
とにかく作業することも満足に出来なかったので植物を移植することにしました。
大きな吐き出し窓前にあった クロガネモチは日当たりが悪くなってしまっていたので、オーナー様の了解をえて、伐採することにしました。
跡地に大きな景石を据えるため 伐根をしています。
人力でしか作業できないため 大変苦労しました。
重さ2t近くある大きな石を庭の端から端へ移動しています。
いまどきの庭士さんでこの方法を知っている人はどれくらいいるのでしょうか?
丸太で三脚を組み 滑車で持ちあげ 少しづつ移動します。
石の据付がおおむね完了しました。
続いて
縁石で利用していた石は全て敷石として利用し 熊野古道を表現しました。
今の状態では分かりにくいですよね。
これから庭の魔法使い二人にに登場してもらいます。
完了です。
まあ なんてことでしょう。
もちろん苔が魔法使いって事は皆さんお気づきですよね。
もう一人の魔法使いは、そうです。真っ白にぬられた古いブロック塀です。
白く壁を塗ることにより緑が映える効果はもちろん強度も若干ですが上がります。
まさに一石二鳥の効果です。
S様邸特別色を一級塗装技能士の職人さんに現場でブレンドして作ってもらったので そのマッチングはすばらしい仕上がりです。
完成された「まなざし」をご覧になられたときオーナー様はものすごく興奮されたままお電話をいただきました。
毎朝 カーテンを開けるのが楽しみで ワクワクしてしまうそうです。
お客様に感謝してもらう仕事ってすばらしいですね。
「数分間、幸せでありたいのならば、詩を読みなさい
数時間、幸せでありたいのならば、酒を呑みなさい
一生、幸せでありたいのならば、庭師になりなさい
~インドの哲学者の言葉~」
S様ご協力ありがとうございました。
もう少し植物が落ち着いたら また写真を撮らせていただきに伺います。
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