夏の散水は植物とのコミニケーション|大切な命の水

 

植物は水がなくては生きていけません。

 

水滴

 

毎日の植物とのコミニケーションの時間とってますか?

大きな樹は雨だけで生きていけるんじゃないの?

そんな声をよく耳にします。

大きな樹ほど 植えたばかり3年くらいは大量の水を欲しがります。

根付いてしまえば人間の毛細血管に当たる コネと言われる部分が発達成長するので大丈夫。

でもコネが発達するまでは水を吸い上げる能力が著しく低いのです。

だから しっかりと助けて、応援してあげて下さいね。

 

クモの糸

 

 

 

参考によくある質問をいくつかご紹介いたします。

 

Q.何日に1回水やりをしたらいいですか?


A.何日に1回という考え方が基本的に間違っています。

庭の日当たり具合や雨の当たり具合、もちろん樹種などによっても異なります。

庭には高木類もあれば、低木、草花類など様々な植物が植わっていますよね。

まずは良く植物を観察して、同じ植栽エリアの中で、水分が足りなくなると葉がくたっと垂れ下がったりなどの変化がわかりやすい植物を見つけて ください。私はよく苔を一緒に植栽します。

見つけたその植物を基準にして、葉がくたっとしてきたら、水やりをするようにします。

何日に1回でも水さえ切らさなければいいだろうと思われがちですが、水やりで最も大事なのは、常に水を切らさないことではなくて、湿っている状態と、乾燥 している状態のメリハリをつけてあげることなのです。

乾燥状態の時に植物は水分を 欲しがって根を伸ばします。

常に水があると根を伸ばさずに枝葉だけが大きくなり、 ちょっとの乾燥でも「水くれサイン」をだします。

枝葉のボリュームに対し、根のボリュームが足りず水分補給が 間に合わなくなり、突然と枯れたりするのです。

乾燥状態を作ってあげる ことも大事です。

若干厳しめに、愛情は多めに注いであげて下さい。

 

 

Q.雨が降ったら、水やりをしなくてもいいですか?


A.雨の降り具合で異なります。

上記の説明のように水分のメリハリをつけるためには、 土の表層のみが濡れるだけではまったく意味がありません。

そのため、降水量の少ない雨は 降っていないと同じと考えて下さい。

小雨の場合、枝張りの広い広葉樹 などの下は、傘の下に植わっているような条件になっています。また道路際の狭い花壇に植わった植木の下などの土には、十分に雨が浸透 しません。

上記のような条件の場所は注意が必要です。

雨が降ったから大丈夫ではなく、毎日植物の状態を観察してあげることが とても大事です。

愛情をかけてあげることで、水やりはもちろんですが、病気や虫の早期発見や 新しい蕾や葉芽を見つけたりと、植物の楽しみの増えると思います。

 

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