オリーブの剪定・・・9月8日
◆*◆オリーブ◆*◆
地中海地方が原産とされている、「オリーブ」。
原産地の自然のオリーブというのは、葉や枝が伸び放題になっています。
夏はほとんど雨が降らず気温も40度を越えることが多いので、その環境に合った樹形が自然に形成されたんですね。
自然のオリーブがかなり茂っているのは、乾燥に強い樹形になっているからなんでしょうネ~。
◆オリーブの剪定◆
日本では、夏に雨が多く高温多湿のため、蒸れて枯れ込みや病害虫が発生しやすくなりるので、
オリーブの通風をよくしないといけません。
剪定時期は通常、春と秋の2回行われます。
春3~4月と秋9~10月を目安に行いましょう。
オリーブは通常樹幹が一本伸びている直立型に仕立てます。(一本仕立て)
その樹幹を中心にして、幹から出ている横枝や若枝を適当な長さで切り揃え、全体の姿を作る方法が容易です。
(木の全体の姿をどのような形にするかの決まりはないので、好きな樹形で良いと思います。)
ただ、幹に近い中の方の込み合っている枝葉で、若く細いものは適度に切り落とした方が風通しはよくなりますが、
樹幹の横枝葉は適度に残してください。
根元から新たに生えてくる枝、シュート枝は切らないと、木の形が変わってしまうので早めに剪定するようにしましょう。
実を楽しみたい場合は新梢を残します。
オリーブはその年伸びた新しい枝に翌年花が咲き実がなるので切る時は注意しましょう。
また、オリーブは自家結実性でないものが多いので、実をつけたい場合には、
違う品種のものを混植しましょう。
*オリーブ剪定ポイント*
・剪定は春と秋、透かし剪定が基本。
・伸びすぎた枝、弱々しい枝は根元から切り落とす。
・込み合っている部分は切り落とし、風通しをよくする。
・実を楽しみたい場合、新梢を残す。
・確実に実をつけたい場合、混植をする。
<今日の花:ホウセンカ 花言葉:快活、心を開く>