建築業界では有名な「マウス実験」というものがあります。
これは、木製のゲージ・金属のゲージ・コンクリート製のゲージ各ゲージで外気25~26℃の
条件下でネズミに出産させての生存率を測る実験です。
(ゲージの大きさは縦300mm横170mm深さ110mm)
生まれてきた子供の23日間の生存率
木製のゲージの生存率 85.1%
鉄製のゲージの生存率 41.0%
コンクリゲージの生存率 6.9%
コンクリート製に至っては130匹中9匹と言う結果でした。
子マウスの開眼日
木製のゲージの開眼日 15日目
鉄製のゲージの開眼日 18日目
コンクリゲージの開眼日 18日目
また、毎日の体重測定も木製のゲージで生まれた子マウスは割とおとなしく
体重測定ができるものの、鉄とコンクリートのゲージで生まれた子マウスは 暴れて言うことを聞かない。
といった精神的な違いも出ています。
さらに、鉄とコンクリートゲージの母マウスは育児放棄をしてしまうケースが多いと報告されています。
現代社会のストレス病や「キレる」や「大量虐殺」「幼児虐待」などとの相互関係が、
育ってきた環境に大きく関係する可能性があると言わざるをえません。
自然素材と触れ合わない事が、動物を凶暴化させる可能性はかなり高いのです。
その他の研究では、天然木や樹木に触った場合 心拍数や血圧が下がり安定するのに対し、
金属(常温に温めた)を触った場合は 心拍数や血圧が上昇するということが証明されています。
匂いに関しても、「ヒノキの匂いは嫌い」と答えた人でも結果は一緒でした。
これは無意識でのストレスを研究した内容です。
人類の歴史は500万年と考えられています。
人工物に囲まれるようになったのが産業革命以降と考えても 99.9%が自然(自然素材)と共に生活してきたのです。
木の香・花の香 水の音 芝生の感触 木材の感触 日光など「嫌い」と答えていても、体は落ち着くのです。
これは、本能と強く結び付いているからだと考えられています。
こんなご質問をよく受けます。